■INTERVIEW
NORI&KATSUYA × SAM
今回のクリエイターゲストは、ハウスシーンの重鎮、DJ NORIとKATSUYAの2人が登場!
ディープハウスやガラージなど黒いスピリチュアルなハウスをかける2人に、ハウスの歴史から現在のクラブシーンについて等々、深く話を聞いていきます。
SAM (以下 S):NORIさんは2回目ですけど、KATSUYAくんは初登場ですね。
KATSUYA (以下 K):よろしくお願いします。
S:いきなりなんですけど、KATSUYAとNORIさんの出会いはなんだったんですか?
NORI (以下 N):出会いはNYですね。NYにボクが住んでいる頃にKATSUYAが来ていて、その時にレコード屋さんで会ったのが初めてだよね?
K:そうですね。
S:それはいつ頃の話なんですか?
K:16年くらい前ですかね。
S:NORIさんのDJキャリアは相当なものですよね。
N:79年からだから、25年くらいですね。
S:スゴイですね(笑)!KATSUYAも長いよね。
K:ボクは16、7年くらいですね。
S:2人が出会った当時のNY、90年前後あたりはParadise Garageはもう閉まっていました?
N:閉まって2、3年くらいですね。
S:ハウスが熱くなってきた時期ですよね。KATSUYAがNYに行った時には、すでにハウスを目指していた?
K:そうですね。もちろん日本でもハウスミュージックを聴いていて、NYで新たに洗礼を受けましたね。
S:ハウスのどういうところに衝撃を受けましたか?
N:DJをやっていて、「こういう音楽があったらいいな」というものがハウスにはあったんです。そういうところで衝撃を受けて、ミックスする時にいろいろな使い方があったからハマッていったんですよね。
S:自分の引き出しを最大限使える感覚ですね。KATSUYAは?
K:ハウスはいろいろなテイストがあるじゃないですか。ハウスの中でもソウルだったりファンクだったり。そのいろいろな要素が入っていることが自分にとって魅力でしたね。
S:NYクラブカルチャーのドキュメンタリー・フィルム"MAESTRO"を観させてもらったんですけど、この映画の音楽は担当しているんですか?
N:音楽は担当していないんですけど、インタビューを受けたり多少協力したこともあって、クレジットには名前が載っているんです。
S:衝撃的な作品で、あれを観るとハウスの魅力が伝わってきますよね。
N:そうですね。かなりディープな時代ですよね。
S:実際にLarry Levan(ラリー・レヴァン)ともプレイしたんですよね。すごいですよね!
N:なんか夢のようでしたね。一緒に同じ曲をかけあって1曲を長くしたりしたんですけど、かなり緊張しましたよ。音が変わっちゃマズイ!と思って(笑)。
S:ハウス自体、シカゴ・NYから生まれてきた音楽ですけど、そこからどんどん変化してきているじゃないですか。今のハウスにはどういう印象がありますか?
N:今はやはりヨーロッパの人たちがセンスが良いですよね。ただ、ボクなんかは黒人音楽が大好きで、その流れでハウスにハマッたという部分もあるんですよ。今はその辺が少しストップしているという印象を受けますね。
S:NYでハウスにハマッた人というのは、やっぱり黒っぽい音から入っていると思うんです。そういう意味ではヨーロッパ系のハウスももちろんカッコイイんですけど、NYのハウスを聴くとホッとする部分がありますね。12、3年前に六本木R?Hallでクラシックス系の音ばかりかけるイベントをやっていて、KATSUYAにはそのレジデンツで入ってもらっていたんですけど、けっこう黒かったよね?
K:そうですね。むこうのダンサーもいっぱいいましたし。
S:ハウスのイベントというと、一般のハウス好きが来るものとダンサー系がやるイベントに分かれてしまったりするじゃないですか。どうにか一緒に出来ないのかな、と思うんですけど。
N:そうですね。是非やりたいですね。
S:西麻布YELLOWなどは、ダンサーがやっているハウスのイベントもあったりしますけど、どうしても偏りますよね。でも、ダンサーは踊りまくるから邪魔ですよね(笑)。
N:(笑)でも、NYでもそういうのありますよ。時間帯で変わって、朝方になるとダンサーの時間になったりするんですけど、それが自然の流れだったりする時もありますね。日本の場合は完全に分かれちゃって、芝浦GOLDがあった頃には左側はダンサー、右側は普通のお客さんみたいに線を引いたように分かれてましたよね(笑)。
S:ありましたね(笑)。ハウスミュージックが誕生して20年近く経っていますが、今はすごく細分化されているじゃないですか。面白いとは思うんですけど、細かく名前を付けすぎている感じもしますよね。
N:名前はいろいろカテゴリされているんですけど、実際はあまり変わっていなかったりしますよね。
S:2人は最近、どういう感じでプレイされているんですか?
K:ディープハウス、テックハウス、プログレッシブ、、、いろいろあるじゃないですか。でもジャンルはあまり気にしていないし、聴いてみて自分が気に入ればどんなジャンルでも良いんじゃないかと思いますね。
N:やっぱり出ている音によって、次にかけたい音も変わりますからね。
S:最近、2人でパーティーでやっているそうですね。
N:Toshiyuki Gotoを含めた3人で4月からやっている"VOYAGE"というイベントで、夏は少し休んでいるんですけど、10月から西麻布YELLOWで第3土曜日に開催します。是非遊びに来てください。
S:雰囲気はどうですか?
N:いろんな人たちが集まっていて、面白いですよ。
S:DJの視点から見て、良いパーティーとはどんなパーティーだと思いますか?
N:人数にとらわれていないパーティーですかね。人の数ではなく、雰囲気を大事にしている。それが良いパーティーと言えるのかどうかわからないですけど、自分はそういうのが楽な空気があって良いと感じますね。
K:NORIさんが言うように、フロアの空気が良いと感じられることが大切だと思います。音や照明はもちろん、いろんな要素がかみ合って良い空気が生まれるんでしょうね。
S:今までにも良いパーティーは東京でもあったと思うんですけど、最近の東京のクラブシーン全体を見て感じることはありますか?
N:たくさんの人が集まっていろいろなところで盛り上がっているし、すごい時代だなと思います。
S:逆にネガティブな面は何かありますか?
K:う〜ん、日本にいて週末はけっこう外人のDJが多いかな(笑)。もっと日本人が出ていても良いと思いますね。
S:それはみんな言いますね。外人でも好きなDJはいっぱいいるんですけど、たまにノリや勢いだけでやっているDJもいるじゃないですか。頭に来る時もありますもん(笑)。日本人のDJもすごい人はたくさんいるので、名前にとらわれずに聴いて欲しいですね。
N:もうそういう時代ですよ。日本人の方が良いですよね。
S:DJという職業も今はたくさんいて、クラブで回しているだけじゃ食べていくのにきつい時代ですよね。それでもDJをやっていくには、何が必要だと思いますか?
N:・・・これは難しいですね(笑)。音楽が好きなのはもちろんですけど、周りのサポートも必要なことだから、そういう周囲とのつながりを作っていくことも大事なことなのかな、と思いますね。
S:今後の2人の予定を教えて下さい。
N:先程も言ったんですけど、西麻布YELLOWで10月から第3土曜日に"VOYAGE"があるので是非遊びに来てください。
K:8月27日に代官山AIRで開催する"BREATH"というパーティーで、新しい挑戦としてライブをやってみます。
S:2人は何才くらいまでDJをしていたいと思いますか?
N:もう既にかなりやばいんですけどね(笑)。でも、上を見るとやっている人がたくさんいるので、やれるだけやりたいですね。
K:同じくですね。
S:これからの目標は?
N:目標は常に楽しくいることですね(笑)。
S:最後にパーティーピープルに一言お願いします。
K:一回、"VOYAGE"に来て欲しいですね。
SAMが感じたNORI&KATSUYA
「ボクもNYのハウスから入ったので、ああいう2人と話していると原点をつくづく思い出させられました。」
※DJ NORI Profile
※DJ KATSUYA Profile
- Posted by STAFF : 2005年08月20日 22:00 -
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