■INTERVIEW
mold × SAM
今回のクリエイターゲストは、ファーストアルバム"Paradise Lost"をリリースしたばかりの兄弟ユニット、moldの2人が登場です!
昨年には東京ビッグサイトで行われたProduction I.Gのイベント"I.G FESTA"へ一緒に参加してもらいました。
SAM (以下 S):"I.G FESTA"の時にちょうどアルバムを作っているという話をしましたが、遂に完成しましたね。
SHIGEO (以下 兄):1年半くらい作っていましたね(笑)。
S:まずは2人のことを紹介していきたいんですけど、兄弟なんですよね。兄のSHIGEOくんはSBK(スケボーキング)でも活躍、弟のRAYMONDくんはDJとして活動していて、その2人によるユニットがmold。moldというのは、どういう意味なんですか?
兄:意味は「かび」なんです。後は「鋳型」という意味もあるらしいんですけど、綴りが少なかったのと覚えやすそうだな、ということでこれにしたんです(笑)。
S:かびが蔓延る、みたいな意味?
兄:増幅的な感じですよね。かびってイヤだけど出て来ちゃうじゃないですか。そんな感じも似ているかなと思って(笑)。イヤがられちゃダメなんですけどね。
S:2人の音楽の趣味は似ていたんですか?
兄:家の環境が一緒だから、自然と似てくる部分はあると思うんですけどね。
S:年はどのくらい離れているんですか?
RAYMOND (以下 弟):4つ離れています。
S:RAYMONDくんにしたら、お兄さんの影響はやっぱり受けているんですか?
弟:そうですね。兄の部屋に勝手に入ってCDを持ち出したりしていましたね。
兄:中学生っぽいなぁ。
弟:ちょうどその頃に(笑)。「何を聴いているんだろう?」というところからですね。
兄:でも、ボクの部屋には"ゴーストバスターズ"のサントラとか、意味不明な変なモノしかなかったですけどね。
弟:聴いていましたね(笑)。
S:(笑)今はmoldでの役割分担はどうなっているんですか?
兄:一応、ボクがコンセプトを決めて作ったりするんですけど、精神的な持久力が無いので手を離した時に彼が拾ってくれるんです。わんこそば的な感じです(笑)。あれ?どっちが食うんだろ?・・・例が悪かったです(笑)。
S:でも、分かる気がします。ガーッと頑張っているんだけど、途中でプツッと切れちゃう。
兄:ペースダウンするんですよ。
S:そこを最後まで形にするのがRAYMONDくんなんですね。オレは多分、SHIGEOくんと同じですね。RAYMONDくんみたいな人がものすごく必要なんですよね。
兄:そうなんですよ。いないとやりっ放しになっちゃうんですよ。
S:すごく良い役割分担ですね。もしかしたら兄弟ならではなんじゃないですか?
兄:そうかもしれないですね。でも、たまに考えて欲しい時もあるじゃないですか。発想すら浮かばないような、役立たずの状態の時には。そういう時に考えてくれと言うと、「そういうのは、オレはいつもやってないから出来ない」って言われちゃう(笑)。
S:今回のアルバム"Paradise Lost"もそんなやりとりで出来上がったと思うんですけど、2人とも自宅に籠もって作り上げたと聞きましたが。
兄:ホント、外でスタジオ借りてやれば良かったと思いましたね。家でやると生活との区切りがつかないので、切り替えが大変でしたね。
S:時間の制限もないから、ダラダラしちゃうし。
兄:だから2人で時間を決めてやろうという話になったんですけど、なかなか起きてこないし、起こすとちょっと不機嫌だし(笑)。
S:内容に関してはすごくカッコイイですよね。
兄:ちょっと暗くなっちゃったかなと思ったんですけど、最初だからいいかなって。次のヤツはもう少しいろんな環境でやりたいですね。家でやっていると一つの空間で作られているから、どうしても内へ内へと行ってしまって、自分たちの暗い部分が出ちゃったのかもしれないです。
S:でも、全然カッコイイと思いますよ。オレはけっこう好きな音ですね。
2人:ありがとうございます。
S:2曲目の"watching"では、SHIGEOくんがヴォーカルを務めているんですね。
兄:はい、歌モノも入れないと怒られるかなと思って(笑)。地方とかに行くと、歌って下さいと言われることがあるんですよね。
S:今回のアルバムを作る時に、一番こだわったことは何ですか?
兄:2人ともいろいろなジャンルが好きなんですけど、それを一気に詰め込みすぎると混沌としがちなんですよ。だから、なるべく指針をぶらさないように気を使いました。
S:アルバムの方向性・ジャンル的にはエレクトロ?
兄:コンセプトがClick HouseとBeatlesを合わせたい、というところから始まっているんです。
S:それは面白いですね。今回のアルバム"Paradise Lose"は7月13日にリリースされましたので、是非みなさんにも聴いてもらいたいですね。この先、moldはどんな展開を狙っているんですか?
兄:8月5日に代官山AIRで"EDEN"というイベントに出させていただきます。そして、8月13日には新木場ageHaでメインアクトを務めることになっています。他にはSpasticという自分たちのレーベルを始めたんですけど、別のバンドも作ったりしているので、そちらも進行していきたいと思っています。
S:クラブのライブではRAYMONDくんがDJを担当するんですか?
弟:2人でパソコンを使って音を投げ合う場合と、ボクがDJで兄がパソコンで音をかぶせていく場合の2パターンあるんです。
S:そういう時にSHIGEOくんは歌わないんですか?
兄:ステージが少し大きければ、ベースやドラムなどの生の楽器を入れて出来るんですけど、クラブだとブースが狭い場合は楽器を持ち込むのが難しいじゃないですか。持ち込める時にはいろいろ展開していきたいですね。
S:RAYMONDくんは普段クラブでDJしていますけど、どんな音をかけるんですか?
弟:最近は変態エレクトロなBreakBeatsとかClick Houseを混ぜたりします。最近は音数が少なくてビートがしっかりしたものが好きなので、その辺を狙っています。
S:今回のアルバムにも反映されていますね。ところで、2人はイケメンじゃないですか。イケメンブラザーズですよね?
2:(苦笑)。
S:普段から仲良いんですか?
兄:基本的にはRAYMONDの方が折れてくれるので、上手くいってますね。でも折れない時があって、その時にはいろんな衝突があります(笑)。
S:そういう時はどっちが強いんですか?
弟:絶対的に兄が強いですよ。
S:兄弟だからお互い欠点も長所も当然分かっているわけだし、操作方法も把握しているから良い感じですね。
兄:大体、RAYMONDがオレのことを操作している感じですけどね(笑)。
S:見ているとそんな感じしますね。
兄:オレが好き勝手やっているように見えて、RAYMONDが転がしている(笑)。
SAMが感じたmold
「兄弟という強みが前面に出ている印象を受けたんですが、2人ともカッコイイんで女の子に人気出るんじゃないかなと思いますね。」
- Posted by STAFF : 2005年07月30日 22:00 -
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